1. TOP
  2. 舌小帯手術のQ&A

舌小帯手術のQ&A

Q:舌小帯は手術しなくても伸びる?

A:一部の小児科医や耳鼻咽喉科医が患者さんに説明していますが、自然に舌小帯が伸びるということは事実は確認されていません。

赤ちゃんの場合、舌小帯は薄い膜なので大泣きすれば切れる場合がありますし、舌小帯手術の際に舌先をつまんで引っ張って切る準備した段階で、「ブチッ」と切れる場合があります。(この場合は、もう少し舌小帯を切って縫合)

また、私は小学校3年生の時に、舌の下の突っ張りが気になり、舌先を両方の親指と人差し指でつまんだところ「ブチッ」という音と共に舌小帯が断裂し、すごい痛みが走り、舌小帯短縮症が治った経験があります。

このように舌小帯をつまんで引っ張らなければ舌小帯は切れないわけです。

自然には伸びませんし、放置すれば様々な障害が出ます。

Q:舌小帯は切らないで伸ばす方法はあるの?

A:舌小帯は切らないで伸ばすことはできません。

舌先を摘まんで前方に引っ張れば断裂することはありますが、痛みや化膿する危険性がありますので止めた方が良いです。

赤ちゃんの舌小帯は薄いのでハサミで切れ簡単ですが、傷口はきちんと縫わないと余計に固く短くなります。

切りっぱなしの開放創ですと瘢痕治癒します。

舌小帯切離移動術のできる口腔外科医とその後のトレーニングので切る医療機関でなければなりません。

Q:舌小帯短縮症が軽度の場合は手術しなくていいのか?

A:舌小帯短縮症は軽度だと反対咬合になりやすいです。

舌小帯短縮症が重度だと殆ど舌が動きませんが、軽度なので舌が前方に動きやすいのです。

そのため小児期に反対咬合になります。

また軽度の場合に構音障害や滑舌が悪い人もいます。

こういう障害がでる幼児期以降では無く、赤ちゃんの時の方が舌小帯短縮症は治りやすいのです。

舌小帯が短ければ、切ることが重要です。

将来、障害が出るのか出ないのかは誰も分からないので、疑いがあれば切るに越したことはありません。

Q:舌小帯は短いが母乳は良く飲み、体重増加は標準以上なので切らなくていいのか?

A:舌小帯が短くてもお母さんの母乳の出が良いと赤ちゃんは苦労せず母乳を飲むことができ、体重も標準以上になります。

しかし、構音障害や摂食障害になる可能性はあります。

舌小帯短縮症の専門医に診てもらってください。

逆に、舌小帯短縮症だと本来お母さんは赤ちゃんが上手く母乳を吸えないので、“乳腺炎”になることもある。

この乳腺炎と乳がんの鑑別診断が難しいので、要注意です。

Q:なぜ小児科では、哺乳障害と舌小帯は関係ないと言うのか?

A:小児科学会が舌小帯は切る必要が無いと結論付けたからです。

小児科医も理由が分からないが、学会が禁止しているので手術しないし、手術したことが無いのである。

Q:なぜ3歳になって「さ」「ら」が言えなかったら専門医で切るのか?

A:3歳になってから舌小帯手術を受けても構音障害(か→た、さ→しゃ、ら→だ)は治りません。

3歳までに舌小帯短縮症での舌の使い方ができているからです。

3歳なら3歳なりの訓練があります。

構音障害はいつも一緒にいるお母さんは気付かない。

寧ろ、同居していないおじいちゃんやおばあちゃんが、構音障害に気付き「孫が何を言っているのかさっぱり分からない。」とぼやくケースが多い。

しかし、両親からの依頼が無いと手術は行わない。