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舌小帯手術

赤ちゃん(生後6か月まで)の舌小帯手術

 

赤ちゃんと言っても離乳食の始まる生後6か月までが対象です。

舌小帯手術は生後2か月、体重は6kg以上あれば適応になります。

なぜなら、哺乳障害で十分に哺乳できなければ当然体重は増えません。

そのために生後2か月に舌小帯手術をします。

また、赤ちゃんは舌小帯短縮症なのに体重増加著しい場合があります。

これは、お母さんの母乳の出が良く、シャワーの様に出ている場合は哺乳する必要が無いので、どんどん食道に母乳が流れ込んでいく。

哺乳瓶でも、哺乳障害であれば乳首の穴を大きく開けて飲ませているお母さんもいます。

即ち、赤ちゃんの舌が殆ど動いていないわけである。

舌小帯が短くても十分哺乳できても、生後6か月頃から離乳食が始まる。

すると、嚥下や摂食運動が始まるが、舌小帯短縮症だとできません。

そのために“よだれ”で下顎が爛れ、離乳食は丸呑みになり余計に体重増加することになる。(満腹中枢が丸呑みだと機能しないから)

生後2か月でも、もう既に哺乳の舌の動きには“癖”が付いていますが、早期であれば改善できるからです。

生後2か月を過ぎて生後6か月の時には既に舌の動きは出来上がってしまっています。

だから、嚥下・摂食運動が始まる前に舌小帯短縮症の手術をする必要があるのです。

赤ちゃんの舌小帯短縮症はどうして分かるの?

舌小帯のことを殆どの方が知らないので、生まれてきた我が子が舌小帯短縮症かどうかなんて見る人はいません。

赤ちゃんが舌を前に出した時に、“ハート型の舌”になっているが、何が原因になっているか分からないことが多い。

赤ちゃんの舌小帯短縮症は、出産時に助産師や産婦人科医が気付く場合がありますが、何も処置はしません。

殆どの場合は、生後1か月検診か哺乳障害で助産師に相談した時に気付きます。

ここで、お母さん方は小児科にかかります。

小児科医は、「哺乳障害は様々な原因で、舌小帯が原因では無い。3歳までに『さ』『ら』が言えなかったら、専門医で舌小帯を切ってもらえばいい。それに1歳までは全身麻酔で手術しなければならないので、それまで様子を見ましょう。」

ここで勇気を出して小児科に質問しましょう。

・では私の赤ちゃんの哺乳障害の原因は何ですか?

・3歳まで待たないで、なぜ今すぐ専門医を紹介してくれないのですか?

・昔は産婆さんがハサミで無麻酔で切っていたのに、全身麻酔でする手術ですか?

・何症例、専門医に紹介しましたか?

・この診察は舌小帯短縮症という病気でなく、単なる相談ですから無料ですね。

・もし保険請求されていたのなら不正請求ですね。

・専門医を紹介してください。

現実、舌小帯専門医は医療法人社団 井出歯科医院だけです。

赤ちゃんの舌小帯手術

1.お母さんかお父さんのお腹の上に赤ちゃんを置いて、両手を握ってもらいます。

2.舌先と舌小帯付近に局所麻酔します。

3.舌先に固定用の糸を通して、舌を挙げます。

4.舌小帯の真ん中をハサミで切る。

5.傷口がダイヤモンド型に広がる。

6.舌先の舌小帯をピンセットで摘まんで撤去する。(ハート舌治療)

7.舌先から溶ける糸で縫合し、真ん中、そのすぐ下を縫合糸、舌下小丘部付近は縫合は避ける(ガマ腫予防)

8.止血を確認し、5分で終了である。

幼児から小学生の舌小帯手術

1.ユニット(診療台)に寝ていただき、両手と両足をご両親に抑えていただきます。(暴れるため)

2.口の中にバイトブロック(術者が噛まれないようにする器具)を装着し、まず舌先に、続いて舌小帯に局所麻酔します。

3.舌小帯を真ん中で切除して、ダイヤモンド型に傷口が広がり、先端の舌小帯を撤去します。(ハート舌治療)

4.舌先から溶ける糸で縫合し、4~5針縫合します。(ブランディンヌーン嚢胞に注意)

5.舌下小丘部は縫合しません。(ガマ腫防止)

6.止血を確認し、5分で終了。

大人の舌小帯手術

大人は舌が大きいために縫合数が多くなります。

1.表面麻酔して、舌先から舌小帯にかけて局所麻酔します。

2.舌小帯をハサミで中央部で切り、舌先の舌小帯を撤去する。

3.舌先から溶ける糸を使用し、7~8糸縫合糸、舌下小丘部は縫合しません。

4.止血を確認して、5分で終了。