緊急告知!舌小帯短縮症の従来の手術方法は誤り!

従来の舌小帯切除手術では術後舌小帯は太く、癒着する!(舌小帯切除手術30年の経験から)
舌小帯短縮症治療にレーザーは絶対にやってはいけない!
舌小帯短縮症を切ればいいと安易に考えている医師や歯科医師がレーザーで切りっぱなしにしています。
これですと、傷口がダイヤモンド型(ひし形)に広がり、舌小帯の直下にある舌の筋肉(オトガイ舌筋)が露出します。
すると、縫合していないので瘡蓋(かさぶた)になり傷口の治りは悪く、舌小帯の粘膜と舌の筋肉が癒着して、舌小帯はかなり太く、固くなってしまい、舌の動きが余計制限される。
更に、トレーニングをしないために、余計癒着する。
舌小帯短縮症の再手術依頼で最も多いです。
経験の無い医師・歯科医師・口腔外科医は舌小帯短縮症には手を付けない事!
従来の舌小帯形成術でもレーザー切開同様癒着が起こる。
歯科の教科書で紹介している舌小帯形成術でも最近の舌小帯切除手術では術後癒着を起こす。
これは舌小帯を切開後にダイヤモンド型の傷口を縫合するために、癒着を起こすと考えられる。
ダイヤモンド型の傷口の真ん中は距離がかなり離れているために引っ張られた状態で縫合される。
かなり強い力でくっつくことになるため、炎症を起こし、癒着につながると予想される。
5年前のウチの手術でも少し癒着が認められて、再手術したことがあります。
しかし、再手術してもまた同じ癒着が起きていました。
なぜなら、一度癒着した舌小帯は全体に固くなっており、ハサミで切ると「ジョリ、ジョリ」という音が出るほど固くなっている。
つまり固くなった舌小帯を全て撤去して、癒着防止シートに置き換えるしかないが、残念ながら舌はいつも動いているために成功しない、
舌トレーナー・アヴェオTSDで舌を伸ばす。
手術だけではダメと分かり、舌トレーナーとアヴェオTSDで舌を伸ばすことを提唱した。
すると子供で舌トレーナーを3週間使用しただけで、何と舌が2cm伸びた。
構音障害も改善した。
舌ならしもできるようになった。
アヴェオTSDは大人に使用したが、こちらも術後1か月で2cm舌が伸び、英語の発音で難しい「L」の発音ができるようになった。
このように従来の舌小帯形成術では術後必ず筋トレが必須だった。
アヴェオTSDは睡眠時無呼吸症の方にも効果的です。
手術1か月前にアヴェオTSDを装着しておいてもらうと、手術当日に1cm舌が伸びる。
これによって、手術直後の喉の奥への舌の沈下が防げる。
井出式舌小帯切除術を開発
従来の舌小帯の中央を真一文字に切ってダイヤモンド型に傷口を開げずに、舌小帯の上部付着部にハサミを上向きで入れて、舌小帯を撤去する方法を井出は開発した。
こうすることで傷口は大きくならず、縫合も最高3糸になった。
しかし、この方法でも舌小帯の下の部分が少し太く、固くなった。
これに舌の筋トレで解消した。
新・井出式舌小帯切除術を開発(舌小帯Split法)
これは、井出が小学校3年の時に舌に何かついている感じがして、自ら舌を摘まんだところ、「ブチッ」という音と共に何かが切れて、「痛え 」とつい言ってしまった。
暫くして痛みは無くなったが、この時舌小帯が切れたようです。
また、舌小帯の手術をする際、最初は私が舌を摘まんで持ち上げたが、しばしば舌小帯が裂けて切れていたことがあった。
引っ張って裂けなかった場合は舌小帯の上の部分にハサミで切れ込みを入れてやるとやはり裂けた。
この加減が難しい。
縫合は舌小帯の上部を撤去したので、一か所だけ縫合。
これだと、舌小帯を切っていないため縫合する必要は無い。
また、痛みも舌小帯だけ裂けているのであまりない。
食事も普通に取れるし、赤ちゃんも哺乳もできる。
唾液腺が腫れることも無く、いい事ばかり。
但し、術後は舌を引っ張らないと縮んでしまう。
この手術方法は画期的である。
しかし、このHPを見たり読んだりして真似しようとする医療関係者は危険です。
かなり熟練していないと無理です。
そして「あなたは舌小帯短縮症だから舌小帯を切った方がいい。」などと患者さんに言って勧めることは辞めてください。
主訴が違います。
患者さんが舌小帯短縮症を悩んで来院されたのでしたら問題ないですが、医師・歯科医師が積極的に舌小帯が短いから切った方が良いよと手術を勧めて手術してはいけません。
理由は、舌小帯短縮症で困っていないのに、歯科医師や医師から短いと言われて手術しても実は余計に食べられなかったり、話せなかったりするからです。
矯正も同じです。
私も良かれと矯正の後戻り防止に舌小帯手術を行ってきましたが、10年ぐらいして来院されている患者さんの舌小帯はラッキーなことに綺麗に治っています。
手術はそれなりに完ぺきだったと言うことです。
舌小帯短縮症はまだまだ不明な点が多い病気です。
ですから、もし舌小帯短縮症の患者さんが来たら私の所に紹介してください。